SONYのノートパソコンVGN-NS90HSですが、ACアダプタを接続しても充電ランプが点灯せず、起動も出来ない症状の修理です。前日まで普通に使えていたのに突然の故障でびっくりということです。
さて、今回のVGN-NS90HSでは、弊社に到着時にも全く通電せず、充電できずの症状だったので、マザーボードのコンデンサかな?と思いつつマザーボードを取り出して確認するが異常は見つからず。
BIOS保持用のボタン電池を取り外し、5~10秒ほどしてから再度接続し、すぐに仮組みして充電ランプが点灯するように復活したことを確認しました。
ボタン電池の電圧は正常であり、交換の必要は無かったのになぜかリセットが必要になってしまったらしい。
このボタン電池はマザーボードを取り外した裏側にソケットがあり、簡単には抜き差しすることが出来ない。
そこで、ボタン電池のリード線を延長して、メモリスロットの脇にコネクタを一つ用意することにした。再度起動しない不具合が出たときには、メモリスロットの蓋を開けていただき、お客様自身で簡単にBIOSリセットが出来るようにしたというわけです。
この機種に限ったことではないのですがSONYでは時々BIOS電池を外してリセットすると生き返るものがあります。
メーカーのサポートに電話するとバッテリーを外して一晩置いてから電源を入れてみてくださいなんて言われることがありますが、それが放電という処置でこれで直るものも時々あるようです。
昔のノートパソコンでは、裏面に小さな穴があり、ピンを挿してリセットすることが出来たりしました。今のパソコンにもリセットボタンが必要なのでは・・・?