HITACHI 3.5インチHDDのコネクタ破損で修理ご依頼がありました。
最近、HDDの基板の修理が多くなっているのですが、SATAコネクタの破損修理は初めてです。
状況を確認すると、コネクタの端子が折れてしまったようです。
ドナーの基板を探すのですが、HITACHIの基板はHITACHI独自の端子の構造になっていて、同じメーカーのコネクタ基板でなければ交換できないようです。
HDS722020ALA330の基板コネクタのドナー基板として、HDS721616PLA380の基板を少し削って対応させました。
コネクタを交換し、本当に認識されるんだろうか?と半信半疑ながらも、診断用パソコンに接続すると、無事認識されて、ディスクの中身も表示されました。
お客様に、修理完了のご連絡をして、お預かりの当日中にご返送出来ました。
基本的に、重症でなければ当日中に修理は完了できています。
この1か月ほどの間に、WesternDigitalのHDDで、全く認識されず、回転もしていないという症状で修理依頼があり、1件はチップ部品の交換で修理完了。2件がコントローラーICの交換修理となっています。
SATA-HDDは、5V系統と12V系統の電力が供給されているのですが、ロジック系の回路が5Vでこちらのトラブルは見たことが無いのですが、12V系のモーター駆動系の回路でのトラブルが多いようです。チップダイオードやコンデンサの交換で直れば、即日対応できるのですが、駆動モーターのコントローラーIC不良の場合は、ドナーの基板の調達があるので5日程度かかる場合があります。
いずれにしても、全く認識されないという基板系の不具合であれば、弊社で直せる可能性が高いです。
パソコンの故障や、HDD、USBメモリーのトラブルで困った時はご相談ください。
PCアシスト 金子泰春