PQI USBメモリは壊れやすいのか・・・

PQI USBメモリ4GBの修理

PQI USBメモリ4GBの修理

USBメモリが認識できなくなったということで、データ取り出し修理のご依頼です。

赤いUSBメモリで4GBのものが依頼で届きました。

2個写っているUSBメモリの上にあるのが、今回の修理依頼です。

手前にあるのが、1ヶ月ほど前に修理したものです。

 

どちらも同じPQIの4GBメモリなのですが、基盤がとても薄くて曲がりやすいという欠点があるようです。

 

顕微鏡で確認すると、良くある症状のハンダ割れがメモリICとコントールICの両方にある状況でした。

ハンダ割れというのは、端子の足が基盤のランドと呼ばれる銅の回路パターンからはがれて浮いてしまい、接触不良となっています。

ハンダ付けをやり直したところ、認識するようになったのですが、「ディスクが開けません」というエラーでメモリ内のデータを読み取ることが出来ません。

何度ハンダ付けしなおしても、状況が変わらず、駄目かな・・・と思ってあきらめかけた時、顕微鏡でさらによく確認すると、メモリICの端子3本が微妙に折れている部分を発見しました。

基盤がやわらかく何度も何度も曲がる力がかかってしまい、わずかに足が折れていて回路が断線している状況だったようです。その折れた部分を補修しました。

データは無事に読み取れて、新しいUSBメモリに移動も完了しました。

さぁ、次のUSBメモリの修理に取り掛かります。