PC本体が熱をもち処理速度が遅くなる症状にてお預かりしたPCです。
寒い季節から暖かい季節へ移り変わるこの時期にご相談が増える内容です。
寒い季節は空気が冷えているのでPCから出る熱も、ある程度自然に放熱されるのですが、暖かくなると今まで自然に放熱されていた熱がPCから放熱されず、PCのキーボードや底面ボディが熱くなり処理能力が遅くなったり熱暴走で強制終了してしまうこともあります。
機種によっては底面ボディの蓋を外せば直接CPUファンをクリーニング出来る物もありますが、hp製のPavilion dv7はPCをマザーボードまで分解しなければCPUファンに辿り着けない設計となっております。
PC外観内部共にとても綺麗に使用されているPCでしたがヒートシンクには埃が詰まっている状態でした。
ヒートシンクを清掃しCPUファンの回転軸にはグリス塗り、CPU、グラフィックチップ共にCPUグリスを薄く塗ります。
CPUグリスを塗る際、分量が分からず大量に塗ってしまう事例がありますが、このグリスの役割はヒートシンクとCPUやグラフィックチップを隙間なく密着させる為にありますので、少量を薄く塗っていただければ問題ありません。
作業後元通り組上げ動作チャック後、修理完了となります。