hpノートパソコンPavilion dv7(dv7-6000)ですが、動画の編集ソフトで編集中にブラックアウトとなり、電源が入らなくなったという症状です。
マザーボードの故障が考えられるので、まずは分解してマザーボードを取り出します。
マザーボードとは、ノートパソコンの場合は、キーボードの下に入っている基板のことで、CPU、メモリ、ハードディスク、ディスプレイなどを制御する中心的な機能を持つ電子回路の基板です。
パソコンの背面のネジを全て取り外し、キーボードを外してキーボード裏にあるフラットケーブルを外します。
パームレストを取り外すとマザーボードが確認できます。この機種の場合は液晶パネルを取り外す必要は無く、パームレストをはずすだけでマザーボードが取り外せます。
マザーボードには、液体混入を防止し、絶縁も兼ねたシートが貼り付けられていますが、このシートをはがすと、黒く焼け焦げた跡がありました。
チップコンデンサが1個黒く焦げ付いています。
ゴミが混入してショートするケースや、チップ部品の劣化、過剰な負荷がかかっての故障など原因はさまざまです。
焦げている場合は、測定器で調べなくても、故障部品がすぐに見つかり、作業がはかどります。
焼けた部分をアルコールで洗浄して、回路パターンに損傷が無いか確認します。焼け焦げがひどいときは、基板の中まで黒く炭化してショートしてしまっていることもあります。今回は基板が焦げることも無く、チップ部品の交換で直りそうです。
マザーボードのハンダ修理を行い、元通りに組み立てて電源スイッチを押すと画面が表示されました。
hp/compaq修理実績
http://www.pc2.jp/pc/kako/hp.html
HPパソコン修理実績
弊社で修理したhp compaqの修理実績です。