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Arrows Tab docomo F-03G スケジュール メモ データ復旧

起動しないタブレットからデータ復旧のご依頼です。

基板を確認すると、回路の抵抗値が下がっていてバッテリーがなかなか充電されないことがわかりました。

安定化電源装置から、3.75Vを直接基板に入れても電源が入らずという状況で、チップ部品にも異常は見られなかったので、仕方なくeMMCメモリを取り外しての復旧作業です。

 

 

 

 

基板に表面実装されているeMMCメモリは、ご丁寧に接着剤で補強されているので、リフロー装置で260度まで温めて取り外した後、IC裏面を加熱して接着剤を柔らかくしながら丁寧に付いている接着剤や半田を取り除きます。

 

 

eMMCメモリにはんだメッキを施して、読取装置にかけると、データ領域は無事全て取り出せました。約8GBほどありました。

 

 

しかし、問題はここからです。

必要なデータは、メモのデータで、スケジュールと連動しているメモ帳アプリです。

jpgやexcelなどは、拡張子で検索すればすぐに見つかりますが、メモのデータは簡単には見つかりそうにありません。まずは、アプリの名前を調べなくては・・・。

アプリは、docomoのアプリだと判明、取り出したデータを探しまくったところ「com.nttdocomo.android.schedulememo」というフォルダに「schedulememo.db」というファイルで保存されているということがわかりました。データの更新日時がヒントになりました。

 

 

QSLデータベースで保存されているという訳なので、まずは同型機を1台用意して、そこへデータを復元し、エクスポートしてCSV形式に変えようと考えました。が、これは遠回りでした。

 

 

用意したドナー機をUSBケーブルで接続し、「USBデバッグモード」でパソコンと接続し、dr.foneというソフトでアンドロイドの内部のフォルダ構造を確認して、戻そうと思ったら、同型機なのに、フォルダ構造がeMMCを直接読み出したものと、dr.foneのエクスプローラで表示したものが異なり、schedulememo.dbというファイルも見つかりません。このデータを上書きすればOKだと思っていたのに残念です。

 

 

一晩考え抜いて、結局SQLデータを直接開いて見える形にするしかないという結論に。

 

 

DB Browser for SQLite というソフトを窓の杜から取ってきて、schedulememo.dbを開いたら、ちゃんと開けました。

最初は、このソフトで見るとメモ帳の1行しか出てこないので大したデータじゃないじゃん!と思いましたが、実は複数行のデータでかなりのデータ量になっておりました。

全てのメモ帳のデータが取り出せて、エクセルにデータを貼り付けて無事納品となりました。お預かりして4日間かなり頭を悩ませて夢まで見ました。

 

 

 

メモ帳のデータは、アプリによってデータの保存場所も違うし、保存形式も異なるため、かなり難儀しましたが、復旧出来て本当に良かったです。いろいろなIDやパスワードなどメモ帳で携帯などに保存している人がいますが、やはり手帳などに書いたり、印刷したりしてバックアップしておいた方が良いですね。

 

 

仕入れてしまったドナー機は、ユーチューブが見られますので子供のおもちゃにでもしましょうか・・・。

 

PCアシスト 金子泰春

 

 

 

 

 

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