新しいHDDに交換してリカバリ後にWindowsUPDATEが出来なくなる

2008年秋冬モデルの東芝ノートパソコンですが、元のHDDがSATAの320GB、同じ容量のSATAのHDDに変えても500GBに変えてもWindowsUPDATEが出来なくなる症状が出ています。

これは、パソコンがWindowsXPからWindowsVista、Windows7に変わると共にHDDの規格が変わってきたのが原因です。
以前のHDDは、物理セクタが512バイトだったのに対し、新しいHDDは物理セクタが4096バイト(4KB)と、8倍に増やされています。AFT(Advanced Format Technology)技術と呼ばれていて、これは狭い範囲に多くのデータが書き込まれることにより、大容量化が可能になり、読み書きの速度もアップするというものです。WindowsVistaからこのAFT技術に対応しています。

しかし、Vistaが出始めの頃の2008年2009年頃のパソコンでは、メーカーのリカバリメディアや、以前使用していたHDDがAFT非対応である場合は、AFT対応4096バイトのHDDにディスクイメージを復元すると、WindowsUPDATE時に「コード8024A000のエラー」が出て出来なくなるという症状が発生します。他にも、修正ソフトなどが「E_UNEXPECTED 0x800ffff」のエラーでインストールできないなどの症状が出ます。

解決方法は、いくつかあるようですが、私がやって成功した方法を紹介します。

http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?lang=jpn&DwnldID=20624
「インテルラピッド・ストレージ・テクノロジー ダウンロードセンター」のサイトから、「iata_cd_10.8.0.1003.exe」をダウンロードしてインストールします。

パソコンを再起動させて、WindowsUPDATEが出来るか確認します。
それでも出来ない場合は、さらに再起動させてセーフモードで起動させます。

CドライブのWindowsフォルダにある、SoftwareDistributionのフォルダ名をSoftwareDistribution.oldなどに変更し、再起動します。

これでWindowsUPDATEが出来るようになりました。

2008年から2009年モデルのパソコンのHDD交換後のリカバリの際にWindowsUPDATEが出来ない場合はこの手順で解決できる可能性が高いので、お試しください。